本学院設立の趣旨

現代医学最大の特色は、予防の医学・治療の医学につづく第三相の医学「リハビリテーション」を重要視してきた点にあるといえます。「リハビリテーション」は、身体ならびに精神に障害をもった人々に対して、生活の自立や社会復帰を目的に、各専門職が連携をもって行う治療のことをいいます。本学院は、「リハビリテーション」に従事する専門家である「理学療法士」の養成を目指して設立しました。学院教育では、理学療法士としての基礎的な知識と技術の習得を目標に、時代の流れに即応した治療原理と治療技術を確実に身につけ、臨床の場で自信を持って理学療法士としての職務に邁進できるよう修学指導を行っています。また、理学療法士国家資格取得後も個々人の努力を通じ、一生を貫いて学び続ける態度の確立、情操豊かな人間性の向上を教育目標としています。

未来への扉

 リハビリテーション医療は「身体的、精神的、かつまた社会的に最も適した機能水準の達成を可能とすることによって、各個人が自らの人生を変革してゆくための手段を提供していくこと」を目指しています(世界保健機構・国連障害者世界行動計画,1982)。また、リハビリテーション治療とは「損傷によって障害を受けた機能を最も高いレベルで回復させることを目的とした、病的状態における学習プロセス」です(Carlo Perfetti,2002)。
 脳神経疾患や身体外傷によって手足の運動機能障害が発生します。その運動機能の最大限の回復を図り、可能な限り日常生活を再獲得させ、社会復帰へと導こうとするのが、リハビリテーション医療のプロフェッショナルである「理学療法士(physical therapist)」の仕事です。そして、理学療法は医学に準拠した科学的なものであると同時に、苦悩する人間の心理を理解し、共感し、励まし、その人生の旅に寄り添って自立を援助するものでなければなりません。
 今、無数の可能性の中から、理学療法士への道を選択しようと考えている皆さんに、「未来への扉」という言葉を贈りたいと思います。もし、貴方が理学療法士になりたいと心から望むなら、迷うことなく高知医療学院の扉を開いて下さい。その扉の向こう側の世界には、古典的な全国共通の教育カリキュラムではなく、脳科学や運動心理学をはじめとする最先端の科学的知見に基づいた新しい理学療法と、身体障害に苦しむ人々に生きる勇気と希望を与えうる医療人へと成長してゆくための、高知医療学院でなければ決して学ぶことができない斬新な教育カリキュラムが用意されています。
 
高知医療学院は、自らの意志で、この未来への扉を開こうとする学生を求めます。

沿革

昭和53年  3月27日 厚生大臣より理学療法士養成施設として指定
昭和53年  4月 1日 私立各種学校としての設置が高知県知事より認可
(理学療法課程・3年<昼間>入学定員20名・総定員60名)
昭和53年  4月15日 第1回入学式挙行
昭和54年  4月 1日 専修学校としての設置が高知県知事より認可
(入学定員30名に変更承認)
昭和56年  3月 7日 第1回卒業式挙行
昭和63年  2月12日 学院創立10周年記念行事実施
平成 4年  4月 1日 入学定員40名に変更承認
平成 7年  1月23日 文部省告示により修了者に対する専門士称号の付与
平成 9年 11月23日 学院創立20周年記念行事実施
平成12年  2月19日 新学舎落成学記念行事実施
平成23年  3月5日 第31回卒業式挙行